2016年11月29日火曜日

「僕に北極を教えてくれた方」を偲んで。

お通夜に伺った時、僕に北極を教えてくれた方・Kさんのお顔を拝見して
お別れすることはできなかった。

そのことがずっと頭をよぎって離れず、またあれだけ頻繁に更新されていた
Facebookの更新がピタッと止まった際、それに気づいていたのにまったく
連絡しなかった自分への呵責も相まって、漠然と『何かさせて頂きたい』
という思いが高まり始めました。



僕とKさんが知り合ったきっかけは、Facebookのラーメンコミュニティ。
たまたま友人のフィードが自分のウォールに流れてきたので、
知り合いもほぼいない中、グループに参加させてもらいました。

もちろんKさんとも面識がなかったのですが、誰よりも早く僕の投稿に
全力で「いいね!」を押してくださり、コメントを頂く頻度も他の方より
高かったので、自然に


「じゃあどこか近所のラーメンを食べに行こう」


という流れになりました。


そして食べに行ったのが、



ラーメン二郎 新橋店



後にも先にも、ラーメン屋の行列に並びながら
「はじめまして」と名刺交換をしたのはKさんだけですw

しかもランチタイムのピーク時に行ったため、列に並びながらちょっと話して、
食べる時にはもちろん別々の席。それぞれが食べ終わった後、お店の外で
落ち合ってから、「どこかお茶でも行きましょうか?」と聞いてみたところ、


「いや、僕は時間ないから会社に帰るよ。」


と言われました。。


そこからのお付き合いは、先日こちらのエントリーに書いた通りです。



以前ラーメンコミュニティのオフ会のお店をどこにしようかと
グループメッセージでやり取りしていた際、Kさんが


「新福菜館@麻布十番の2Fが
  貸し切れるから、そこに行ってみたい」


と言われていたのを思い出し、


「そうだ。新福菜館、行こう。」


と思い立って行くことにしました。
(※お声がけできなかった皆さま、申し訳ありません。。)


コース料理+飲み放題(セルフでお酒を注ぐ・作る形式)
2時間で5,000円、3時間で6,000円というスタイルです。


まずは定番の枝豆から。


お通しにメンマが入っているあたりに
ラーメン屋さん感が出ています。


サラダ。このタイミングから
早くも肉が入ってきますw


塩昆布キャベツ。ここまでがさっぱり、
そして怒涛のこってりラッシュがはじまる。。。


切り落としチャーシュー。いつもラーメンに
入ってるのと同じやつ。タレがしっかり浸みててうまい!!


チャーシュー三連星


水餃子。
スープが一息つける優しい味わい。


定番の焼き餃子。
 皮が薄めでパリパリ、身はもちろん熱々ジューシー!


そして名物のチャーハン。そう、黒いのです。
かなり強烈に化調が効いているので好みは
分かれると思いますが、僕は大好きです!
いつもはトッピングの生玉子を落としてもらうのが
大好物なのですが、さすがに今日は出てきませんでした。。


(黒い)チャーハン三連星。
「茶色い食べ物は正義!」と誰かが言ってたような。。



ここまで食べ終えたところで店員さんがやって来て、締めのラーメンを
出していいかどうか確認が入りました。もちろん会のスタートからここまで
皆でKさんとの想い出話をしていたものの(そうでない話もたくさんしていたこともあり。。)、
まだまだ話し足りない!ということで1時間延長することに。写真には写っていませんが、
この会はひたすらビールを消費しました。冷蔵庫の中の在庫を飲み尽くし、
下から運んでもらった瓶も軽く10本以上消費したような。。(全部で参加者は7人でした)



という訳で約1時間後、締めのラスボス、ラーメンが満を持して登場!
モヤシ、九条ネギ、チャーシューのシンプルな構成。
黒褐色の醤油スープは、見た目よりさっぱりしていて
締めにふさわしい感じ。ただこれまでの料理で
かなりお腹が膨れていたため、最後は這う這うの体で完食しました。。


そして同時にまさかの卵登場。
一人二つ分は割り当てられる量。
ひと言、「チャーハンの時に出してよー!!!」



最後はKさんの写真と一緒に記念撮影。
皆さん、ありがとうございました!



こうするのがKさんにとって良かったのかどうか、正直今でも分かりません。
ただ、もし本人にご意向を伺えたとしたら、自粛しているよりもきっと、
皆がワイワイラーメンを啜りながら、楽しそうに想い出話に花を咲かせた方が
喜んでもらえるんじゃないか。甚だ自己満足かもしれませんが、
その思いを貫いてやらせてもらいました。



そしてもう一つ。Kさんに連れて行ってもらった「蒙古タンメン中本 御徒町店」へ、
今度は一人で行ってきました。


雨模様の空の下、店の前に到着すると、あの時とほぼ同じくらいの行列ができていました。
一番後ろにつき、30分ほど待っていると、カウンター奥の席が空きました。
店員さんから僕に案内の声がかかった時に、上着を脱いでハンガーにかけていたら、
その間に僕の後ろのお客さんがその奥のカウンター席に案内されていました。

そのため僕は別の空いたカウンター席に案内されたのですが、
その席はなんと、「あの時」とまったく同じ席でした。



その席に座り、同じ北極を食べました。
辛さが前より身に沁みたと感じたのは、
きっと気のせいではないと思っています。


スープは残しました。あの時も、
「スープは全部飲まなくていいよ」と
言ってくださったので、いいですよね?




Kさん、ご馳走様でした。



短い時間でしたが、
特にKさんの周りの人への気の遣い方・接し方には、
自分自身とても影響を受けていると感じています。


本当に、本当にありがとうございました。

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