2017年7月1日土曜日

【ご報告】(自分史上)10年ぶり2回目の名古屋転勤。



(ブログ的には)皆さま大変ご無沙汰しておりますm(_ _)m


突然ですが私、本日7月1日付で名古屋支社に転勤することになりました。
理由はひと言で言ってしまうと「業務都合」です(会社なのでそりゃそうだ...)

タイトルの通り、実は名古屋に住むのは初めてではありません。
10年前、当時勤めていた会社(前々職)にいた時、
わずか8ヶ月ほどですが住んでいたことがあります。
(前々職でご一緒させて頂いた皆さま:飲みましょう!!)

その時は人生初の転勤だったこともあり、かなりカルチャーショックを
受けたことをよく覚えています。ご飯(味噌カツ)とか、環境(人がまばら)とか、
何から何まで「東京と違う」ということが受け容れられず、正直馴染めなかった、
という自覚がものすごくあります(今思うと若かったのもあるかな、とも...)


しかし今回は、自分の入り方がまったく違うのです。

まず今の段階で、すごくワクワクしています!!


私が大変お世話になった方に今回の転勤の報告をした際、


おめでとう。理不尽な異動はサラリーマンの醍醐味です。
お金くれながら人間の幅を広げさせてくれる。

というお言葉を頂きました。ご自身も若い頃に転勤を経験されていて、
はじめは僕と同じように周りの環境に翻弄され、苦しまれていたのを
著書を拝読して知っているので、この言葉はずっしりと重いです。

僕自身も10年前の名古屋転勤後、8ヶ月の勤務を経て、
そのまま次に大阪に転勤するという経験をしました。
(大阪生活は名古屋よりちょっとだけ長く、1年1ヶ月...笑)

その後東京に戻り、会社も変わり、10年経ってまさかまた名古屋に
住むことになるなんて、、まったく想像もしていなかったのは事実ですが、
この期間を経たことによって自分自身が受け取るものがどう変わってくるのか、
不思議なくらい、ものすごく期待に胸を膨らませている自分がいます。


手前味噌で恐縮ですが、以前「AdverTimes(アドタイ)」さんで短期連載の
コラムを書かせて頂いたことがあり、その最終回の内容がこちらなのですが、

『「動いた」ことにより、自分にとって糧となる
たくさんの大切なものを得ることができた、
という実感があります。』

今回の転勤話が上がった時に、真っ先に自分で書いたこの言葉を思い出しました。

社会人生活17年目、今このタイミングで名古屋に行けることは、
自分にとってきっと、将来振り返った時に大きなターニングポイントと
言えるものになるだろう、いや、それぐらいのものにしていかないと
いけない、という気持ちをもってやっていきます。


とはいえ東京離れるのかなり久しぶりなので、、やっぱり不安もあります。。。
Facebookにかじりつく時間も増えることが予想されますが、、
お友だちの皆さま、名古屋にお越しの際は是非是非気軽にお声がけください!!
(写真の名古屋城徒歩圏に住むので、狭いですが利便性だけは良いですw
 この前出張の際に現地調査したところ、美味しそうなお店もちらほらありました!)

また名古屋近辺に在住の皆さま、不案内な私にいろいろ教えて頂けると
すごく喜びます!!私の方からもお声がけさせて下さいませm(_ _)m


味噌カツだけは今もあまり受け容れられないですが、、
それ以外はすべて新鮮な気持ちで受け止めて、名古屋の
良いところをたくさん発見できるといいな。
(単身で行くので、不摂生には気をつけつつ...orzorz)

2017年5月3日水曜日

3度目の肉山登頂、そして4度目への憧憬。

昨日、昨年11月以来3度めの『肉山』@吉祥寺 に登頂してきました!


メニューは前回同様、「おまかせコース(5,000円)」一択です。


前回同様、肉ロゴ+うすはりグラスでカンパイ!
これからの料理に胸を高鳴らせつつ、喉を潤します。


◎鳥レバーと豚のパテ
なめらかで濃厚、かつ肉肉しいパテ。
さっそくビール→ワインへの移行フラグがw


という訳でまずは辛口の白を頂きます。
フランク三浦謹製!葡萄は不明w


◎豚ロース
脂は旨み、を体現。そのままでも
美味しいけど、柚子胡椒がベストマッチ!


◎筍
旬の筍。胡麻油が香ばしく、シャキシャキの食感で最高の箸やすめ!


◯牛肉のソーセージ
みっちりと詰まったソーセージ。凄まじい肉感で、粒マスタードとの相性が抜群!


◯茄子
ここぞ、のタイミングで頂く野菜は最高。
特に大好きな焼きナスだとなおさらです。


◎赤毛牛のもも肉
いよいよ真打ちの牛肉登場!見た目サッパリな
赤身肉ですが、噛みしめる度に旨みが溢れます。


◎牛カツ
このタイミングで揚げ物!でもさっくりとライトな
食感+ソースの味変効果でいくらでも頂けます‼︎


◎◎馬ヒレ
個人的にこの日No.1メニューでした。濃厚なのにサッパリ、柔らかく
口の中で溶けるような食感。甘めのタレとのマリアージュを堪能しました。


ここで堪らず赤ワインを注文。
「肉」ワイン。こちらも葡萄は不明w


◯きゅうり
ここで再度口直し。キンキンに冷えた
きゅうりと味噌の相性は言わずもがな。


◎カメノコ
牛の後ろ脚の付け根で、内ももより下側の内側にある球状の一部。
濃厚で、ヒレっぽい柔らかな食感。ザ・赤身。そのまま(塩胡椒)
ベストでした。赤ワインとの交互食いが止まらなかった。


◎シンシン
上記カメノコに非常に近い場所の部位のようです。カメノコより弾力のある
しっかりとした食感で、脂もやや多かったですがその分柚子胡椒との相性は抜群でした。


◎◎カレー ※蟹出汁入り、生卵追加
超濃厚な牛スジカレールーから、そこにいないはずの蟹の存在感が
ものすごく感じられます。生卵との相性も抜群!ここまでの登山で
かなりお腹いっぱいのはずなのに、最後まで美味しく頂きました。


総評:☆☆☆
やはりこれだけの高CPな店は他にあまりない(はず)。
次回の予約をお願いしようと思ったら、年内はすでにいっぱいで、
キャンセル状況をFacebookで確認してくださいとのこと。
そのハードルを越えてでも、次回是非また近々に登頂したいと
思わずにはいられない美味しさでした。


◆(オリジナル)吾唯食求マップ(B級グルメ篇)はこちら

2017年4月14日金曜日

ネスレ日本・高岡社長の著書を2冊イッキ読みしてみた。

前回のブログでネスレ・高岡社長の著書『ネスレの稼ぐ仕組み』の書評を
書きましたが、随所に金言が散りばめられていたのと、単純に面白くスイスイ
読めたので、一度「高岡ワールド」にどっぷり浸かってみることにしました。


今回も「図書館カウンター」で借りました。


まずはおちまさとさんとの共著書『逆算力』

祖父・父ともに42歳で亡くなっていることから、自分も42歳になったら死んで
しまうのだと、父の葬儀の喪主を務めた10歳の時から思っていたという高岡氏。
そのため、42歳から逆算して人よりも凝縮した人生を送ろうと決意。

ネスレ日本に入社し、若かりし頃から営業マンとして圧倒的な成果を上げ、
最年少の30歳で部長に昇進。その後も出世を続け、ついにグローバル企業
ネスレで史上初・日本人として社長に就任する。

と書いてしまうと、優秀なサラリーマンの順風満帆なサクセスストーリーに
しか見えないですが、、やはりこの本からもたくさんの学びがありました。
章ごとに教訓的な「高岡節」が綴られているスタイルなので、その一端を抜粋します。

死ぬ時が来ることを真剣に考えれば、
若い人だって人生の決断をする。
この章では若者のリーダーシップの欠如を招いた日本の教育について言及しています。
高岡さんは、『自分で自分の寿命を決めれば、そこから逆算して自分の人生を切り開いて
いくことができる。』と述べています。

私の父は幸いにも元気で、先日古希を迎えました。
祖父は、私が中学生の時に80歳で亡くなっています。

人生80年。よく言われる言葉ですが、自分があと2年弱で折り返し地点を
迎える事実と向き合い、そこから逆算してどのように人生を描いていくべきか、
真剣に考えなければいけないことに気づかせてもらいました。

お茶くみであっても最高を目指す。小さい仕事でも
目標を決めることが、大きな仕事に結びつく。
最初に配属された営業所で当時最年少だった高岡氏は、「高岡が入れたコーヒーが
一番おいしい」と言われることを目標にどうすればいいか考えた結果、上司や先輩
たちのコーヒーのミルクや砂糖の好みを全部覚えたそうです。

この話を読んで、サッカー日本代表の長友さんが、大学時代にサッカー部で怪我を
して試合に出られずスタンドから応援していた際、独創的なリズムで太鼓を叩いて
他大学の学生たちの間で話題になった、という話を思い出しました。
(詳細はこちらのまとめ記事をご覧ください。)

一流の人は小さな仕事でも手を抜かず、自分のできる全力を尽くす。
その姿勢が大きな成果に結びついていく。

つい手を抜いてしまいがちな時に、この言葉を思い出して実践していきたいと思います。

自分の意見を出すと敵は増える。でも、正論を唱え、
信念を貫けば敵もいずれは味方になる。
メーカー側が返品に応じるのが当然の慣習だった食品業界のルールを破り、
あえて取引先に根回しをせずに、メディアに対して「返品ゼロ」を宣言した高岡氏。
こうしたやり方もリーダーシップの一つである、と述べています。

有名な電通『鬼十則』には、

摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、
でないと君は卑屈未練になる。

という言葉が書かれています。

どちらも「自分の意見を出し、周囲との摩擦を恐れず信念を貫くべし」という
本質は同じことを言っていると思うのですが、ハッキリ言ってとても苦手領域です。。。
嫌われないよう、周りを気にして迎合してしまう悪癖がしょっちゅう顔を覗かせます。。

だからこそ、本に散りばめられているこれらの「高岡節」が深く刺さるのだろうと
自己分析しているので、今後は勇気を持って、摩擦を恐れず自分を出していくように
しよう、と心に誓いました(皆さまと建設的な議論ができる自分、を目指します)


2冊めは『ゲームのルールを変えろ』です。


トップダウンの命令に文句を言わず、従順で勤勉に働く人間を寄せ集めた旧態依然の
「ニッポン株式会社モデル」が日本人リーダーの輩出を妨げている原因であると断罪し、世界有数のグローバル企業・ネスレで日本人として初の社長に就任した高岡氏が自らの
考えや主張を「やって見せる」ことで部下の成長を促し、自ら歩んできた人生・キャリアを通じて身につけた「変革を起こすリーダーを育てる方法論」が綴られています。

これまで読んできた『ネスレの稼ぐ仕組み』『逆算力』にも書かれていた内容と
重なるところも多分にあるのですが、この本が一番まとまっていると感じました。
以前本ブログでご紹介した一般社団法人ソーシャルシフト・ラボ 代表理事・斉藤徹
さんの著書『再起動(リブート)』のように、高岡さんのリアルを通り越した生々しい
人生の一端を垣間見ることができて、電車で読んでいたら思わずいつも降りている
勤務先の最寄り駅を乗り過ごしそうになるくらい引き込まれていました。

ここから、本書にもたびたび登場する「CSV」について書きたいと思います。
聞き慣れない方も多いかと思いますが、日本語に訳すと『共通価値の創造』と
なります。(「共有価値」と書かれているケースもあります。また古来から日本に
伝わる有名な「近江商人の三方[社会・生活者・企業]良し」に例えられることも
あります。)ハーバード大学の教授、マイケル・E・ポーターにより、それまでの
「CSR(企業の社会的責任)」に代わる新しい概念として提唱されたコンセプトです。
詳しく知りたい方は、よろしければこちらのリンクをご参照ください。

本書の中で高岡氏は、前出の「返品ゼロ」の取り組みについて立派なCSVである、
と述べています。会社として利益を増やしていることはもちろん、丹精込めて作った
商品(ネスレの場合はキットカットなどの食品)を生活者にロスなく届けることが、
世界から飢餓をなくす動きにつながっていく(例として、東日本大震災が起こった
直後、キットカットの売上の一部を被災地の寄付に回した活動を挙げていました)
といった考えに基づいています。

またネスレは、「ネスカフェアンバサダー」という取り組みも行っています。
TVCMも流れているのでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
アンバサダーと呼ばれる代表者がネスレにコーヒーマシンの貸出を申し込むと、
オフィスにマシンが無償で届けられる(※コーヒーカートリッジはアンバサダーが
自腹で立替)。社員は1杯20円程度のお金を支払いコーヒーを飲むことができる、
というビジネスモデルです。このケースの場合ですと、

ネスレ(企業)・・・カートリッジの売上が継続的に入る
生活者(アンバサダー・社員)・・・美味しいコーヒーが安価で飲める
社会・・・会話が生まれ、小さなコミュニティが形成される(孤立・孤独をなくす動き)

という『三方良し』が見事に成立しています。

『CSV(共通価値の創造)』を見事に実践しているネスレの事例を学んだので、
自分もぜひ今後の仕事で実践していきたい、いや実践します。


ネスレ・高岡社長の著書3冊を通じて、「高岡節」を胸に刻み込みました。

ゲームのルールを変え、リーダーとして稼ぐ仕組みを産み出すために、
人生を80年と定めて逆算し、今やるべき「記録に残すこと」を終えます。


2017年3月25日土曜日

すべてのビジネスパーソンが応用できる『ネスレの稼ぐ仕組み』。

最近よく利用している在庫のない図書館、
図書館カウンター」で借りました。ネット予約で、
区内の図書館に在庫があればここに取り寄せて
もうらことができ、入荷したらメールで連絡をもらえる仕組みです。


最近TVCMでも目にする「ネスカフェアンバサダー」や、
キットカット自体に住所を書いて郵便で送る「キットメール」など、
息の長いブランド戦略キャンペーンを行っていることは知っていたのですが、
ある時FBでこの本のことを投稿されている人がいたため、気になって
借りてみました。

この本の一節に、前回ブログで書いたこと に通じる内容が書かれていました。

パワーポイントでプレゼンテーションの資料を作成している時間は、
考える時間には入りません。営業で次の訪問先に移動するときでも考える
ことはできるはずです。考える時間を捻出できない人は、イノベーションを起こす
こともできなければ、稼ぐ仕組みをつくり出すこともできません。ただ黙々と、
作業をこなすだけの社員で終わってしまうのです。

これ以外にも、

消費者調査でわかるようなことは誰にでもできる。顧客が気づいていない問題を解決する
ことを真剣に考えていかなければならない。

といった、「高岡節」と言っても良いようなハッキリとした物言いで、
私にとっては心に響いた金言が随所に散りばめられています。

著者のネスレ日本・代表取締役社長の高岡氏は「おわりに」の冒頭で、

本書は、すべてのビジネスパーソンに読んでいただきたいと思って書きました。
なぜなら、どんな会社にいても、どんな部署にいても、どんな仕事をしていても、
誰もが稼ぐことに貢献できるからです。

と書かれています。読んでみてまさにこう感じたのですが、

サラリーマンである以上、例外なく「会社の利益獲得に貢献する」
ことはミッションであり、むしろその意識を持って働いている社員の数が
多ければ多いほどその会社は強い、と言えるのではないかと。


一朝一夕にイノベーションを起こすことは出来ない。
ただ資料をつくるだけでもできない。
稼ぐ仕組みをいかに考え抜くことができるか、に尽きる。

この本を通じて学んだ上記の考え方は、
広告やマーケティング業界に携わる方だけでなく、
すべてのビジネスパーソンが応用できるのではないかと
強い感銘を受けたので、もしまだ読まれていない方には
是非おすすめします。トータル200ページ弱で、あまり本を
読むのが早くない私でも2時間ちょっとで読むことができました。

2017年3月18日土曜日

「オンモード」でいられる時間を意識的に増やす。

気づけば前の更新から1ヶ月...時が経つのは早いものですねw

なんて言い訳はさておき、先日38歳になることができました!!


妻にリクエストして作って
もらった大好物のビーフストロガノフ!
に、以前頂いたモエ ロゼを合わせました。


そんな浮かれた誕生日のちょっと前に、仕事で担当案件の企画書を上司に提出した際、


「考えてるようで実は考えてないよね」


と、ガツンとフィードバックをもらいました。

もちろん大ショックを受けたのですが、、
それ以上に「なぜそう言われるようなものを作ってしまったのか」という
ことについて考えました。

自分的には珍しくちょっと考え込んだ結果、自分の中で行き着いた答えは、


「無意識のうちに頭のスイッチがオフになっていた」


のではないか、ということでした。

自分の傾向として、苦手意識がある領域や、やったことがないことに対して
取り組もうとしている時に、どこかで「ここまでやればいいだろう」と
ストップをかけてしまう、その時点でスイッチを切ってしまっているのではないか、と。

過去の自分の行動や振る舞いを省みた際、思い当たることが数々あったので、
一度その仮説を自分の中に置いて、仕事・プライベート問わず、頭の中のスイッチを
意識的に入れて、その時間をできるだけ長くしていく(寝ているとき以外。。)ことに
チャレンジしていきたいと思います!もし実際私に会った時にオフっているのでは、と
思われた方は、遠慮なくケツをたたいてください(優しめに...)笑


話は変わりますが、以前本ブログで書いた、私が参加している
「ソーシャルシフト・ラボ」の活動の一環で、『リーダーのジレンマを解決する』
新感覚のワークショップ「リブート・リーダー塾」を開設します。

そして本開設に向けて、プレ・ワークショップが3/21に『Stratup Hub Tokyo』で
実施されます。代表理事・斉藤の実体験を基にした「リーダーシップのエッセンス」を、懇親会費1,500円のみで体験できるチャンスです!

まだほんの少し残席がありそうです。もし少しでもご興味がある方は、
こちら斉藤のブログに詳細が書いてありますのでご一読ください。

最後に、私も制作に携わった「ソーシャルシフト・ラボ」の活動を端的にまとめた
「ペライチ」のサイトができました!今後どんどん中身が充実していく予定ですので、
引き続き「オンモード」で動いていきたいと思います。

2017年2月17日金曜日

鳥かどという名店を訪問できた幸せ。

 おそらくFacebookきっかけだったと記憶しているのですが、ミシュラン
一つ星の名店「鳥しき」の分店ができたと知り、いてもたってもいられず
予約受付日の1/25(今のところ鳥しきと同様毎月25日で、この時は2月の予約を
受け付けていました。今後変わる可能性が高いそうです)に電話、もちろんすぐには
つながらなかったんですが、リダイヤルの鬼モードに突入、、数十回後になんとか
つながり、無事予約を取ることができました!


入口の店名看板。お店が地下にあり、
店への階段の場所が分かりづらく
見つけるのに苦労したのですが、
これを見つけて一安心しましたw


システムは鳥しき、以前本ブログでも登場した姉妹店のやきとり阿部と同様、
「お任せ」1択です。ひたすら串を焼いて出してくれるので、お腹が一杯になる
少し手前で伝えると、締めを出してくれるという流れです。


以下、美味しく頂いた料理をダイジェストでご紹介します!


漬物(お通し)
 肉味噌をつけて頂きます。漬かり具合は浅く、
素材が良いのでそのままでも美味しいのですが、
肉味噌の旨みとコクが凄まじく、これから
出てくる焼鳥への期待が高まりました。


ぼんじり
弾力のある身を噛むと、ジューシーな脂と 
旨みと炭の香りがいっぺんにぶわっと拡がって
絶品でした!これが序盤に出てくるとは。。


ポテトサラダ
 別注文制の阿部と違い、一品料理が
お任せコースの中に入っていたのですが、
まろやかな酸味の効いたポテトサラダは
美味しすぎて最高でした。おかわりできるか
確認して、OKだったので頂きましたw


丸ハツ
弾力のある食感と絶妙な脂の乗り具合。
 大好きな部位になりました。


つくね
 炭の香りを纏った挽肉は、粒単位で跳ね返って
くるようなもの凄い食感。噛むとほのかに甘く、
肉汁ジュースが溢れ出します。


レバー
 レバーなのにサクサクとした食感。
臭みもまったくないので、苦手な人でも
きっと美味しく食べられるはず。
(僕は大好きなので美味しく頂きましたがw)


うずら
 大好物のうずらは外せません。期待通り、
ぷりぷりの白身の中に、半熟熱々の黄身が
閉じ込められていました。ありがとうございます。


親子丼
親子丼が提供される少し前にトイレに
立ったのですが、戻ってきたらご一緒した
方から「トイレに行ってる場合じゃない」と
言われました。ひと口食べてすぐに納得。
しランチで提供されたら毎日食べたいレベル!!


来週の25日もリダイヤルの鬼モードに突入することは確実です。
(土曜日だし、ハードルが高過ぎて果たして取れるのか。。)


そして本店の鳥しきにいつか行ける日は来るのか・・・


◆(オリジナル)吾唯食求マップ(B級グルメ篇)はこちら

2017年2月6日月曜日

『吾唯食求マップ』更新しました。

自分が行ったことがあり、また行きたいと思っている(主に)都内の大好きなお店リストを
極私的に作成しているのですが、
「ラーメン・つけ麺篇」「B級グルメ篇」
それぞれお店をいくつか増やしましたので、よろしければ下記よりご覧ください!


(オリジナル)吾唯食求マップ(ラーメン・つけ麺篇)




(オリジナル)吾唯食求マップ(B級グルメ篇)



※◎を付けたお店は、各ジャンルのマイベスト店です。


今後も(永遠のβ版として)更新していきます!

マップのお店についての感想や、他のオススメ店など是非教えて頂けるとありがたいです!

2017年1月29日日曜日

今年の目標を、今さら書いてみる。

普通は年頭一発目に書くものなのかもですが、、
ふと自分の中で整理してみたくなったので、
備忘録も兼ねてしたためます。
(気分は小学校の宿題の書初め。超ヘタクソなので、、書道師範代の資格を持っている母親に
 下書きしてもらい、その上からなぞって提出していました。今となってはいい思い出ですw)


今年の目標はズバリ、




継続




です。

自分の中では昨年はいろいろなことを「始める」ことができた年、と感じています。
今年はそれらをつづけて習慣化し、土台を固める年にしていきたいなと。


以下意識しているものをみっつほど(ジャンルはかなりバラバラですが。。)挙げます。


◆ランニング
  昨年皇居ランデビューしたのをきっかけに、週一回土日の午前中どちらかに走る、
  というのを始めました。いまは1回5キロ程度、30分を切るのが精一杯です。。
   目的は「脂肪燃焼」なので、どうやったら効率的に燃やせるか、研究してみます。
   いつか東京マラソンを走ってみたいと思い、応募し続けて早6年(くらい)、いまだ
   まったく当選しないのですが、、来たるその時に向けて、超着々と準備を進めていきます。


◆弁当づくり(週末クッキング)
  自分でも意外なのですが、お弁当男子デビューしましたw 元々毎日作るのは
  とても無理!と思っていたのですが、きっかけは妻が「やせるおかず 作りおき」をテレビで
  見て教えてくれたことです。超簡単レシピで、しかもやせられる(らしい)。これはいいね!と
  お互い合意し、それでまず週末に妻と一緒に、料理を翌週分イッキに作ることを始めました。
   それを転用すれば毎朝おかずは詰めるだけ、後はご飯を炊けば弁当ができてしまう。
  こうして今まで寄りつかなかった会社の休憩スペースに、足しげく通うようになりましたw
  ビルの清掃のおばちゃんに「自分で作ってくるなんて偉いわね」と褒められるのを励みに、
   今年もできるだけ頑張っていきたいなと思います。(もちろんたまには外食したいので、
  ランチお誘いいただける方は、事前にお気軽にお声がけください!!:各位)


◆ソーシャルシフト・ラボ
   こちらで書いた通り、昨年9月から一般社団法人ソーシャルシフト・ラボの活動を始めました。
 その中でも書きましたが、昨年12月にはじめてのオープンな取り組みとなるイベントが、
 大手町の『3×3LAB Future』にて開催されました。レポートがこちらにアップされていますので、
 よろしければどうぞ。
   今年はこういった活動がどんどん増えていくので、また随時ご報告していきます!

  自分としては、以前掲げた「ここでの活動を通じて得た経験を本業の方にフィードバックし、
  自分の中で良い循環を産み出していけるよう、考えながら、学びながら走っていく」を
  常に意識しながらやっていきたいと思います!


私の小学校の先生が教えてくれた言葉の中で一番心に残っているのが、
「継続は力なり」です。

続けていく中で、今まで見えていなかったものが見えてくる、そしてそれが次の
新しい何かを始めることにつながっていく。

その時分からなかった言葉の意味を、自分の中にきちんと落とすことができれば、
振り返った時にきっと素敵な年だったと思えるんじゃないか。そんな気がします。



とにかく、今年も最高に楽しんでいきます!














2017年1月21日土曜日

えんとつ町のプペルにマーケティングを学んだ。

これから、マーケティングの話を書きます。


今までの職歴でいくと、僕は新卒から12年ちょっと、いわゆる
「総合広告代理店」とか、「エージェンシー」と呼ばれるいくつかの会社に
勤めてきました。そして今は、主にクルマ系のデジタル領域を扱う会社に
在籍しており、所属部署名には「マーケティング」という言葉も入っています。

だから何だ、という話ですが、、今まで比較的身近に接してきた「マーケティング」の
概念を覆すような出来事が起こったので、自分の中での整理も込めて
書いてみたくなった次第です。もしご興味があれば、少しお付き合いください。


「キングコング」というお笑いコンビの芸人として有名になり、今は絵本作家としても
活動している西野あきひろさんが、3日前にとんでもないことをやらかしました。
3ヶ月前に発売し、今まで23万部超を売り上げている自身の作品、
『えんとつ町のプペル』 全編を、何とネット上で無料公開したのです。


以下、無料公開に際して西野さんが書いたブログ「お金の奴隷解放宣言。」の抜粋です。


はたして全てのモノが『お金』を介さないといけないのでしょうか?
SNSで誰とでも繋がれるようになり、『国民総お隣さん時代』となりました。
ならば、お金など介さずとも、昔の田舎の集落のように、物々交換や
信用交換で回るモノがあってもおかしくないんじゃないか。
「ありがとう」という《恩》で回る人生があってもいいのではないか。

もしかすると、『本』には、その可能性があるのではないか?


その結果は、すぐに出ました。

以下、翌日更新された西野さんのブログです。


『えんとつ町のプペル』を無料公開したらAmazonランキングが1位になった。


僕は今まで西野さんの作品を読んだことはありませんでしたし、たびたび
メディアで取り上げられている様子を見ている限りだと、いわゆる「炎上狙い」で
アンチの人たちをわざと煽るようなことを書いている印象があり、
ひと言でいうとあまり良い感情を持っていませんでした。


でもこの一連の出来事を通じて、今までの印象が一気に変わりました。

西野さんは間違いなく先見の明を持った
超優秀なマーケッター なんだと。


今回西野さんが採った手法は、マーケティング用語で言うと
「フリーミアム」 という言葉が一番しっくりくると感じました。
まったく新しいやり方、という訳ではなく、実はかなり昔から使われています。

ビジネス書大賞2012の候補にもノミネートされた名著、
『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』 という本があります。

1965年に結成されたアメリカのロックバンド、グレイトフル・デッドは、
録音禁止が当たり前のライブ会場で、観客の録音を奨励するどころか、
なるべく高い音質で録音できるよう、専用の場所を用意していたという
くだりがこの本の中で紹介されています。

このケースでいうと、グレイトフル・デッドはライブに来てくれたファンに「音源」を
無料で提供し、持ち帰って家で聞いてもらうことでエンゲージメントを深め、
再びライブという「体験」にお金を払ってもらう、というサイクルを生み出しています。


今回西野さんは、


「作品の文章と画像という情報」を無料で提供した結果、
「絵本という物質」にお金を払ってもらうことに成功した。


と言えます。


西野さんは最新のブログで、


無料公開することによって、より多くの人に届くし、買わない人も増えるだろうけれど、
買ってくれる人も増えると思ったので。
そして、計上されるのは、買ってくれる人の数だ。クリエイターの生活を支えるのは、
買ってくれる人の数だ。知られないと買われない。

今回、絵本の情報を無料公開したことによって、Amazonや楽天の書籍総合ランキングが
1位になり、本屋さんでもたくさん買っていただいたそうだ。僕は、それが嬉しい。

当初から掲げている『えんとつ町のプペルを100万部売る!』という目標は、今も捨てていない。
ただ、無料で見たい人は、もう、お金なんて要らないからインターネットで無料で見ればいい、
と思っている。

と記しています。

西野さんは「この本を100万部売る」という目標を掲げ、それを達成するためにどうすれば
いいか熟慮した結果、まだ勢いのあるこのタイミングで無料公開に踏み切ったのです。

踏み切れた背景には、西野さんの行動を批判した人に対して宛てた以下文章

情報の無料化の波は、あなたには止められない。
もちろん僕にも、地球上の全クリエイターにも止めることはできない。

この感覚があったからだと思います。

一方でいくら感覚があったからといって、それだけで踏み切れるような簡単な決断では
まったくなかったと思います。特に日本では、漫画『ブラックジャックによろしく』が完結から
かなり経ってから著作権フリーにしたことで話題になった事例はありますが、まだまだ
売れているタイミング(『えんとつ町のプペル』は無料公開前もAmazonの絵本ランキングでは
1位だった)に全編を無料公開した本の存在を他に聞いたことがありません。また西野さん
自身がブログで紹介しているように、「クリエイターにお金が入らなくなる」「作品の価値を
下げる」といった世間の批判とも闘わなければなりません。


自分の皮膚感覚を信じ、批判を受けるのを覚悟の上で
果敢に前例のないチャレンジを行い、結果を出した。

これが、僕が西野さんのことを超優秀なマーケッターだと思った理由です。


僕は「三方良し(売り手よし・買い手よし・世間よし)」という言葉が大好きなのですが、
この西野さんの行動は、結果として

売り手:西野さん(作品がAmazon・楽天全書籍ランキング1位になった)
買い手:お客さん(無料【Web】でも有料【絵本】でも、好きなように作品を楽しむことができる)
世間:すべての「ネットユーザー」(無料で読めた感謝を、「シェア」という形で表現する)
    ※西野さんは自身のFacebookアカウントで、シェアに対する御礼を何度も投稿している。

理想的な三方よしの循環を生み出しています。

この三方良しができた最初のきっかけは、紛れもなく『ヒット作の全編無料公開』です。
西野さんはこの行動を指して自身のブログで「恩で回す」と表現していますが、同義で
恩送り」(英語だとペイフォワード)と言い換えることもできます。


まとめ:「情報無料化」の大波に逆らわず、まず恩を送る。





ここまで長文にお付き合い頂き、ありがとうございます。
今回本ブログの題材にさせてもらった西野あきひろさんの作品、
『えんとつ町のプペル』全編無料公開ページはこちらです。


2017年1月15日日曜日

いちサラリーマンの視点で、『再起動(リブート)』を考えてみる。

もう一月も半ばに差しかかろうとしていますが...
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。


さっそくですが新年一発目の読書、皆さまはどんな本を読みましたか?

僕は数多くなってきた積読本の中から...『再起動(リブート)』を読みました。
著者は、昨年12月に本ブログでも紹介した、私が所属している
一般社団法人ソーシャルシフト・ラボの代表理事 斉藤徹さんです。


この本のリードに『波乱万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語』と
ありますが、その言葉では足りないぐらい、読んでいて思わず目を背けたく
なるほどの辛い状況に何度も置かれながら、その都度「再起動」してきた
斉藤さん自身のリアルな起業家人生が、これ以上ないのではという位
懇切丁寧に描かれています。

この本を読んでまず感じたのが、


ここまで深く人の「過ち」を知る機会が今まであっただろうか


ということです。

自叙伝、それに近い位置付けの本は世の中に数多く出ていますが、それらの本と
この本の決定的な違いは、「成功したことだけにフォーカスするのではなく、むしろ過去に
犯した自分の過ち、失敗の方をメインに取り上げ、それらと真摯に真正面から向き合い、
とことん反芻している。そしてその過程・結果が包み隠さずしたためられている」
ところだと思います。偉人の輝かしい成功談を読んで、「すごいけど、到底自分には
真似できないよな」と思ったことが僕は何度もありますが、この本に出てくる「壮大で
崇高な失敗談」を目の当たりにすると、どうしても過去の自分と重ね合わせてしまいます。


本文の中に、

僕はこれまでの経験から、自分自身の心の弱さを客観的に理解していた。今、目の前にある
現実に集中し、自分が影響を与えられる範囲で、自らがすべきことを決める。あとは何も
考えずに実行あるのみだ。昨日の後悔も、明日への恐れも頭から排除する。目の前の現実しか
見ないマシンになりきるのだ。それができなければ、この苦境は乗り越えられない。
自らの考え方をコントロールできるのは自分自身だけだ。修羅場における心の持ち方は、
すでに僕の細胞の隅々にまで深く浸透していた。

といった文章が出てきます。事の大小・状況の違いは(かなり)あれど、僕もちょうど1年前くらいに
仕事でかなり困難な状況に直面した時に、似たような心境になったことを思い出しました。

特に、

「自らの考え方をコントロールできるのは自分自身だけだ」

という言葉に深く共感します。
起こってしまったことをどう捉えるか、そこからどのように「再起動」するかを決めるのは
自分自身なんだと。僕もたいがい「心が弱い」という自覚症状があるのですが、、
だからこそ「そのモードに入っている」と気づいた時に、自分自身で

「あえてポジティブに捉え直す」

という作業をよく意識的にしています。こうなる時はたいがい自分のふるまい・言動が
「人にどう思われているか」不安で心配になる、といったケースが多いのですが、
何だかんだあってもその真偽が確かめられないことの方が圧倒的に多いので、だったら
ポジティブに捉えておいた方が得じゃん、という。はい。超楽観的思考です!笑


さて、そんなこんなでタイトルからかなり脱線してきました。。

大手企業を飛び出してベンチャーの世界に飛び込んだ斉藤さんの著書なので、
この本の主題はもちろん「起業」です。
一方で僕は、社会人生活まもなく17年間(いろいろ先は変わっていますが。。)
企業勤め一筋、根っからのサラリーマン。

バブル崩壊、銀行の貸しはがし、自宅が競売にかけられる、経営者追放...
よく耳にしてきたこういった言葉は聞き覚えはあれど、いざ自分ゴトとしてどう
捉えるか、となるとあまりにも世界が違い過ぎて、ビジネス本としては参考に
ならないんじゃないか、とお思いになる方もいるかもしれません。


この本を読んで僕の中で起こった一番大きな変化は、

経営者の視点で、いちサラリーマンの自分を見つめ直そう

と思うようになったことです。

自分が目の前のプロジェクトに忙殺され、クライアントから無理難題を言われて上司に
相談する時間もない中、まず何をどう進めていけばいいのかと途方に暮れている時に、
社長をはじめ役員や幹部の人たちは、会社のこと、仕事に従事している社員のことを
最優先に考え、取引先との交渉や資金繰りに自分の身を削って取り組んでいる。
その果実として得たお金を、給料として僕たち社員が頂いているんだ。

ということは、こうして書くまでもなくごく当たり前の事実なのですが、自分の中では
正直ここのところちょっと意識が薄くなっていたな、とハッとさせられたことのひとつでした。

この本の中で著者は、順調に推移していた事業がバブル崩壊で窮地に立たされ、
さらに「雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」銀行から貸しはがしに遭う、
といった泣きっ面に蜂の危機に度々遭遇しています。
そこから「再起動」できた裏では、常に各専門領域に長けたプロフェッショナルな
ブレーンの面々が支えていた、という主旨のことを語っています。
僕もサラリーマンである以上、こういった経営者に信頼してもらえる優秀なブレーンに
なることを目標にしていかなければならない、その想いを新たにしました。


それを実現に少しでも近づけていくための策として、

「小さなリブート」を繰り返す。

これを今年の僕の仕事上の抱負として掲げます。

日常の業務の中で立ち止まり、悩んでしまうケースがありますが、
その立ち止まる時間をできるだけ短くし、次のアクションに移していく。
もし間違っていると感じた時には軌道修正のうえ、すぐにリブートする。
いわば、自分の中でPDCAサイクルを超高速で回していく、
そんなイメージを持ってやっていきたいと思います。

『再起動(リブート)』は、紛れもなく『事実は小説より奇なり』を地でいく本です。
なので、読んだ人ごとに違う視点での感想を抱くはず。ぜひいろんな方と
感想を語り合いたいので、読まれた方は教えてください!
(↑の写真を見ると分かりますが、かなりたくさんの付箋を使いました。
 その内容のごくごく一部しか書けていないのです...)