2017年3月25日土曜日

すべてのビジネスパーソンが応用できる『ネスレの稼ぐ仕組み』。

最近よく利用している在庫のない図書館、
図書館カウンター」で借りました。ネット予約で、
区内の図書館に在庫があればここに取り寄せて
もうらことができ、入荷したらメールで連絡をもらえる仕組みです。


最近TVCMでも目にする「ネスカフェアンバサダー」や、
キットカット自体に住所を書いて郵便で送る「キットメール」など、
息の長いブランド戦略キャンペーンを行っていることは知っていたのですが、
ある時FBでこの本のことを投稿されている人がいたため、気になって
借りてみました。

この本の一節に、前回ブログで書いたこと に通じる内容が書かれていました。

パワーポイントでプレゼンテーションの資料を作成している時間は、
考える時間には入りません。営業で次の訪問先に移動するときでも考える
ことはできるはずです。考える時間を捻出できない人は、イノベーションを起こす
こともできなければ、稼ぐ仕組みをつくり出すこともできません。ただ黙々と、
作業をこなすだけの社員で終わってしまうのです。

これ以外にも、

消費者調査でわかるようなことは誰にでもできる。顧客が気づいていない問題を解決する
ことを真剣に考えていかなければならない。

といった、「高岡節」と言っても良いようなハッキリとした物言いで、
私にとっては心に響いた金言が随所に散りばめられています。

著者のネスレ日本・代表取締役社長の高岡氏は「おわりに」の冒頭で、

本書は、すべてのビジネスパーソンに読んでいただきたいと思って書きました。
なぜなら、どんな会社にいても、どんな部署にいても、どんな仕事をしていても、
誰もが稼ぐことに貢献できるからです。

と書かれています。読んでみてまさにこう感じたのですが、

サラリーマンである以上、例外なく「会社の利益獲得に貢献する」
ことはミッションであり、むしろその意識を持って働いている社員の数が
多ければ多いほどその会社は強い、と言えるのではないかと。


一朝一夕にイノベーションを起こすことは出来ない。
ただ資料をつくるだけでもできない。
稼ぐ仕組みをいかに考え抜くことができるか、に尽きる。

この本を通じて学んだ上記の考え方は、
広告やマーケティング業界に携わる方だけでなく、
すべてのビジネスパーソンが応用できるのではないかと
強い感銘を受けたので、もしまだ読まれていない方には
是非おすすめします。トータル200ページ弱で、あまり本を
読むのが早くない私でも2時間ちょっとで読むことができました。

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